陰暦5月20日。
資料まとめ、ほぼ完了。
先月から行っていた大口のお客さんとの交渉が、決裂する見込となった。お客さんはともかく、間に入った代理人がえらく変わっていて、こういう考え方もあるのか、と幾つか学ばせてもらった。
終業後、仏教入門九回目。
陰暦5月21日。
往途、『出る順宅建 ウォーク問過去問題集3 法令上の制限・税・その他』、一度目終わる。
終業後、事務所に残って勉強など。
本日のランチ。メゾンカイザーのクロックムッシュとキャラメルパイ。クロックムッシュは、上から、チーズ、ホワイトソース、パン、ホワイトソース、ハム、パン、という層になっている。シンプルながら非常に旨かった。キャラメルパイは甘すぎず、ほどよい苦みのある大人の味。アクセントにバナナ(洋梨?)のコンポートも入っていて、これまた美味。この感動が合わせて588円とはお得である。
2008年35冊目。2008年。(株)東京リーガルマインド。
本問題集の第2巻は宅建業法編なのだが、テキストの編集に沿って先に第3巻をやってみた。権利関係以上に出来ず、少なからずへこんだが、とにかくやりおおせたことを良しとしたい。今週中に業法編を一度終わらせ、テキストに戻ろうと思う。
陰暦5月22日。
午後、税理士事務所のスタッフと打ち合わせ。こちらが考えていたのと同じ議題が先方から出され、嬉しく思ったのも最初まで。当方からすると随分ドラスティックな意見を頂き、当惑する。
終業後、妻の実家へ。夕食をごちそうになり、落ち着いたところでお義父さんにご報告(お義母さんにはすでに妻が報告を済ませていた)。感涙を目の当たりにした。私の両親にもその場と帰宅後にも電話したのだが、残念ながら留守だった。
陰暦5月23日。
朝、どういうわけか電車が体感で普段より二、三割混んでおり、全く本が読めなかった。仕方ないので音楽に集中。
五ヶ月ほどBicのボールペンを使ってきた。軸がスリムで、見た目も慣れれば可愛らしく、気に入っていたのだが、使っているうちに、インクがかすれやすいという欠点があることに気付いた。早いときは一月もたたないうちに出なくなってしまうこともあり、今日四本目の芯がダメになったのを機に、決別することにした。
を条件に新しい相棒を探し、トンボのリポーター4コンパクトに決めた。今度こそ長く付き合って行きたいものである。
寝る前、「此の虫十万弗」見る。
2008年110本目。1944年、アレクサンダー・ホール監督。ケイリー・グラント、テッド・ドナルドソン、ジャネット・ブレア、他。
破産しかけた劇場の興行主・フリン(ケイリー・グラント)が、夜の街角で、ハモニカを吹いて芋虫を踊らせている少年・ピンキー(テッド・ドナルドソン)と出会う。フリンはひとやま当てようと企み、ピンキーを言葉巧みに仲間に引き入れ新聞記者を集めるが、誰も相手にしない。しかしその場に居合わせたラジオの人気パーソナリティ(アート・ベイカー)が番組で取り上げたことからたちまち評判が広まり、ディズニーから映画化の話まで舞い込むまでになる。
これも珍品だろう。本作のケイリー・グラントは劇場の経営再建のため子供を騙そうとする、ちょっとイヤな奴。ディズニー(本人役の人まで登場)との交渉もビジネスそのもので、今ではおそらくあり得ない描写である。ラストが爽やかなのは良かった。
陰暦5月24日。
終日一人。
帰宅後、内装屋さん来訪。窓の採寸など。
陰暦5月25日。
朝、設備屋さん来訪。風呂場の排水の点検。短時間で終わる。
昼、外出。地元のラーメン屋で食事した後、マンションのモデルルーム内覧。午後夕方、各一件。
晩、地元の飲み屋で軽く食事。
分厚く柔らかいチャーシューが、どんと4枚。出てきたときのインパクトはかなりのものだった。味がよく染みていて、美味。スープはやや甘め、しかし後口はさっぱりとした感じ。麺は細め。全体的にも、なかなか旨かった。ともあれ豚好きにはたまらない一品である。
陰暦5月26日。
午前中、再度マンションギャラリーへ。部屋などほぼ決定し、ローンの事前審査の手続きを教わる。いずれ住み替えたいと思っていたものの、こう急に話が進むとは、一昨日までは思っていなかった。縁と勢いのなせるわざである。
雨が激しいこともあり、午後以降在宅。「ジャコ萬と鉄」、「ブラザー・サン シスター・ムーン」見る。
2008年111本目。1964年、深作欣二監督。高倉健、丹波哲郎、山形勲、他。
終戦間もない頃、北海道の神威岬。出稼ぎの漁師を大量に雇い、ニシンの到来を待ちわびる九兵衛親方(山形勲)は、雇った漁師の中に「ジャコ萬」と呼ばれる巨漢(丹波哲郎)がいるのを知って仰天する。九兵衛には終戦のどさくさの中、樺太でジャコ萬の船を盗んで北海道へ逃げ帰ったという前科があったのである。
ジャコ萬はタコ部屋の二階を占領し、朝な夕な酒を飲みつつ、仕返しを企んでいる様子。不安ながら、腕っぷしの強いジャコ萬に手が出せず頭を抱える九兵衛の元に、南方で戦死したと思われていた長男の鉄(高倉健)が、ひょっこり帰ってくる……。
かつて新文芸坐で本作を見、若き健さんのパワフルでお茶目なキャラクターや、健さんと丹波哲郎がコブシとコブシで語り合うという少年漫画のような描写に魅了されたものである。今回も基本的な印象は以前と変わらず、楽しめた。現在のところ深作監督の作品で最も好きな一本であり、健さん出演作の中でも、「網走番外地」と共に双璧をなす。
2008年112本目。1972年、フランコ・ゼフィレッリ監督。グラハム・フォークナー、ジュディ・バウカー、アレック・ギネス、他。
13世紀のイタリアの聖人、「アッシジのフランチェスコ」の半生記。織物商の息子として何不自由なく育ったフランチェスコ(グラハム・フォークナー)は成人して十字軍に参加するが、惨禍を目の当たりにし、病を得て帰郷すると人が変わったようになる。
そして周囲が狂人扱いする中、彼は俗世を捨て、ボロを身にまとい物乞いをしながら、町外れの廃墟と化した教会の再建に取り組むのだった。
画面が絵画のように美しく、フランチェスコとその仲間達の純真なキャラクターも良かった。そして最後、話をビシッと締めくくるアレック・ギネスの存在感。さすがである。
ただ疑問が一つ。映画それ自体に対してではなく、聖人にまつわるエピソードを聞くと、よく感じることである。
作中フランチェスコは、両親や司教の前で「心の平和を得るため」家を出ると言う。いま勉強中の仏教の入門書によると、この時代から1700年ほど前、釈尊も同じようなことを言って出家したらしい。親は大変である。
苦から逃れるには一切を捨てること、というのは、聖人達が共通して説く教えのようである。それらに触れるたび思うのだが、彼らは、自分が心の平和を得るため親しい人に嘆きをかけるということを、罪とは思わなかったのだろうか。あるいはその罪を背負って、あえて進もうとしていたのだろうか。
陰暦5月27日。
往途、『出る順宅建 ウォーク問過去問題集2 宅建業法』、一度目終わる。
昼、ローンの事前審査に必要な書類をまとめ、宅急便で送る。昨日、資料が多くなるだろうからと担当の人が大きめの封筒をくれたが、決算書類が計12部になったのでそれでも到底追いつかず、事務所近くのヤマトのサテライトセンターで一番大きい袋をもらい、それで出すことになった。送られた方は大変だろうが、付箋を使って書類を整理する作業はなかなか楽しかった。
終業後、仏教入門十回目。早いものである。
2008年36冊目。2008年。(株)東京リーガルマインド。
法令上の制限などと比べ、普段の業務とより密接な分野なので多少なりとも出来が良いのではないかと思っていたが、正答率はほぼ一緒だった。どんどん小さくなってゆく望みを、いじましく延々と持ち続けてしまう受験生の心理は、なんとなく「アキレスと亀」を連想させる。しかし彼らの競争と違って、残り時間は確実に減ってゆく。
by ひろあき